VAIO Xシリーズを支える〝Made in Japan”の底力・・・
VAIO Xシリーズ開発者の想いとは??
Xシリーズへの欲求がどんどん増してしまう、そんな内容です。
まずはXシリーズ開発責任者、林さん。
SonyVAIO設計部は「歩けるPC」を長年にわたり研究し続けて来ていて、ここ最近だと2003年の「バイオノート505エクストリーム」が記憶に新しい。
505エクストリームは約幅259mm×高さ9.7mm(手前部。後部は21mm)×奥行208mm。
6年前に発売されたとは思えないほど薄い。
Xシリーズはというと、ご存じの通り、
約 幅278mm×高さ13.9mm×奥行185mmの薄さ。
よく、「最薄部○○mm」と耳にすることが多いと思いますが、持ち歩いたりバックに収納したりする際は結局“最厚部”重視になる。
Xシリーズは・・・。上部画像の通り均一に13.9mm。
まさに“ノートPC”と呼ぶに相応しいですよね。
約大学ノート2~3冊分の厚さです。
持ち運ぶ手軽さは十分に納得のいく仕上がりになっている。
では、持ち運んだ先はどうなのか・・・?
従来は、薄さ重視のPCだと外部接続端子が削られていることが多い。
するとどうなるかというと、出張先のプレゼンでのVJコネクタ、ホテルでの有線接続など、「アダプター忘れてしまった!!」などとは仕事では言ってられない。
Xシリーズではそんな仕事先、出先までの使用用途を踏まえた上で最低限のコネクタは搭載している。
スペックだけがとがっているパソコンではなく持っている人が持ち歩いた先で思わずほほ笑みを浮かべてしまうような設計になってます。(笑)
━─━─━─━─━─━─━─━─
このVAIO Xシリーズを極薄に出来た理由とは・・・
・ポリマーセルのバッテリーの活用
・SSDの活用
・メインボードを片面実装にした事。
↓片面実装のメインボード
今までのメインボードの実装密度が60~70%に対しXシリーズは85%にまで向上したため片面にすることが出来、さらに両面ではなく片面のため薄く仕上がった。
そんな片面実装のメリットの半面、
・基盤がそりやすい
・電源インピーダンスLSI(集積回路)の電源ノイズを防止しにくくなる
などのリスクも上がってきた。
そんなリスク・デメリットを早い段階且つあらゆるシュミレーションをして克服されている。
Xシリーズ全裸。
隙間など1mmもなく埋め尽くされていることが分かる。
━─━─━─━─━─━─━─━─
↓右側が通常ネットブックで使用されている液晶、左側がXシリーズ。
濃さ、輝度、低反射、中間調の色の再現にこだわりをもって設計されている。
色の濃さで言うと、NTSC比(CIE(国際照明委員会)が定めた1976UCS色度図により、NTSC方式で再現できる色の範囲を100%とした場合にカバーできる色再現範囲の比率のこと)が一般的な液晶ディスプレイ45%、Xシリーズは100%なので、倍以上色が濃厚ということになる。
画質を良くすると電力をより使用する。
通常半分から1/4は液晶ディスプレイの消費電力に取られてしまうがXシリーズは高画質を実現しつつも電力は一般的なものよりも少なく稼働を可能にした。
ガラスの表示部分(黒)
バックライト光源部分(白)
バックライトは今回SONY独自で新たに開発されたため2mmという薄さが実現できた。ディスプレイの駆動基盤も本体同様、片面実装になっている。
━─━─━─━─━─━─━─━─
↓「Rigid ARC形状」によりエッジ感を演出。
通常だと角の部分は凸形状に削るところを凹形状にすることで薄く見える事と、剛性も高まる。
「新構造のカーボン」
従来はプリプレグというカーボンのシート材を何枚も重ねて熱プレスしたものを使用していたが、Xシリーズではその何層ものカーボンシートの間に特殊シートを挟むことにより、より一層比重が軽くなる。
それぞれどこにどのような素材を持ってくるかなど剛性も最重視したうえでの薄さは皆さんが思っている以上に丈夫に作られている。
━─━─━─━─━─━─━─━─
Xシリーズの「VAIOロゴ」は“ローズゴールド”という高級感のあるいろになっている。
また背面(ブラウン)と天版(ブラックorゴールド)の色を分けることでより薄さを強調している。
アクセサリーとして、コンセプトに合わせた超薄型のレザーケース。(↑)
モバイル用マウス。(↓)下図のように持ち歩く際はクリック部、スクロール部を蓋をスライドすることで隠すことが出来るのでかばんの中で誤動作の心配も無くなる。
━─━─━─━─━─━─━─━─
一日中ACアダプター無しで駆動させるストレスレスバッテリー(駆動時間約20.5時間)。
隙間を空けている理由とは・・・
・本体の放熱。(ボトム面から吸気して背面に排気)
・本体の熱をバッテリー側に伝えないため。
装着時の角度は何回もモックでのテスト試用したうえで一番使用しやすいキーボードの打ち加減が出来上がった。
取り付け時にダイヤルで締め付ける構造を使っているので本体との剛性を高められた。
VAIO最長のXバッテリーはバッテリーセルが8本入っていますが、各セルの劣化状態に差が出てしまうと良くないので、「グラファイトシート」というものを入れ、それによって、全てのセルの温度が同じになるようになっている。
━─━─━─━─━─━─━─━─
ビジネスシーンを想定して新たなテストを増やされている。
例えば、「片手持ち振動試験」
XシリーズのようなモバイルPCでは不意に会議などで片手で持ち運ぶ事が多くテーブルに置く時も下図のように片手で角から「コツンッ☆」と、なることが想定される。
その際の、テストが下図。
何度も角をコツコツッ☆とぶつけてテストをする。
その他には、片手で運んでいる際に揺れている時もしっかり稼働しているか?
など、今回の試験は今までで一番厳しく、それを乗り越えたのが10/20(火)10時先行予約販売開始のXシリーズ君達。
すでにメール登録は終わってしまいましたが、10月20日(火)10時先行予約販売開始しますので、購入希望の方はコチラ>>からどうぞ。
■Windows(R) 7 Professional 32ビット正規版
■Windows(R) 7 Home Premium 32ビット正規版
■Windows(R) 7 Professional 32ビット正規版(Windows(R)XP Professional ダウングレード版
とありますので、じっくり考えてご購入を。。。