先日、YAMAHAさんのご招待により、銀座へ行ってまいりました。
目的は、後ほどご紹介いたします、
先日、プレス発表となった新製品の試聴、
スタジオ内にてのプレミアムコンサート、
プレミアムショップ認定式典/懇親会、
などなどと内容盛りだくさんでした。
銀座の街中にそびえ立つ、インパクトあるYAMAHA銀座ビルにての開催とあり、期待を胸に入店です。
音楽好きにはたまらない、魅力的な階層になっています。
地下2階「ヤマハ銀座スタジオ」にて、新製品説明と、プレミアムショップ認定式典が行われました。
(収容人数270名(スタンディングの場合)、天井高6m、昇降式ステージを有し、最新のヤマハ音響システムを導入、ライブコンサートや講演会、イベントに最適な音空間を実現した多目的スペースです。)
YAMAHAミュージックジャパン土井社長のご挨拶からスタートです。
普段なかなか聞くことのできない開発部の方による、詳しい新製品のデモンストレーションや、製品に対するフィロフィーを語って頂きました。
この度の新製品も以前発売されたフラッグシップモデルの3000シリーズに続き、とても思いの詰まった製品になっております。
まずは、CDプレーヤーのCD-S2100のご紹介です。
(希望小売価格: 250,000円(税抜) 2014年6月 発売)
フラッグシップモデルの3000シリーズ同様、サイドパネルはピアノフィニッシュで高級感が醸しだされています。
S2000の後継モデルとなりますが、シャーシ以外はほぼ新設計となっております。
メカも一新され、上位機種のCD-S3000の技術を惜しみなく投入されています。
徹底的に振動対策をされており、優れた高剛性・低共振設計となっています。
そして、音質を決定付けると言っても過言ではない、DACも米国ESSテクノロジー社製の32bit D/Aコンバーターを新た搭載。
アナログとデジタル回路を完全にセパレート化され、基板レイアウトも左右均等に配置されたことにより、ノイズ対策や、重量バランスにも特化されています。
I/V変換回路を含むD/Aコンバーター以降の全段が「フルバランス構成」となっており、
後にご紹介するプリメインアンプ「A-S2100」とのトータルシステムでの「フルバランス化」を可能としています。
よりノイズ源の少ない、高品位な信号伝送を可能としております。
更に、全アナログ回路を「フルディスクリート」でシンプルに組むことにより、+過渡特性に優れ伝送ロスの少ない高鮮度な再生を可能にしました。
USB-DAC機能(DSD128(5.6MHz)ネイティブ&192kHz /24bit再生に対応)を新たに搭載されているので、
PCオーディオにも完全対応となっております。
(ヤマハオリジナルUSB DAC「SSP2」)
設置を安定させ、外部振動に対して優れた抑制効果を発揮するスパイク/パッド選択式の特製レッグにも拘りを感じます。
永く安心してご愛用いただくため、CD-S2100にはご購入日から「3年間のメーカー長期製品保証」を標準で付与されていることも嬉しいですね。
続きまして、プリメインアンプのA-S2100のご紹介となります。
(希望小売価格: 250,000円(税抜) 2014年6月 発売)
A-S2100では、ラインアンプ~トーンコントロール~パワーアンプのすべてをフルバランス回路で統一。
IV変換には、オペアンプICを信号経路から一掃して音楽の躍動感を守る「全段フルディスクリート構成」を実現していることが最大の特徴です。
ヤマハの特許技術=「フローティング&バランス・パワーアンプ」
出力段の「+側と-側に同一極性の出力素子を採用」し、左右チャンネルそれぞれの+側と-側の計4組の増幅回路を完全独立させることで、出力段におけるプッシュプル動作の完全対称化を目指した独創的な構成なのです。
パワーアンプ全回路は「グラウンドから完全にフローティング」され、従来のパワーアンプ回路では顧みられることの少なかった微細な電圧変動やグラウンドを巡る外来ノイズの影響も徹底して排除しています。
出力素子には、特性を選別した同一極性の「MOS-FET出力素子」をA-S3000に引き続き投入されています。
瞬発力とアタック感に優れた大型EIコアトランス、カスタムメイドされた大容量カーボンシース・ブロックケミコンの採用とも相まって、A-S3000とはひと味違う骨太で小気味良いサウンドを楽しめます。
「ステレオ再生の理想を追求した筐体設計」
電源部を中央に、パワーアンプブロックを両端に配置した左右対称コンストラクションによって、2c hステレオ再生の基本である左右チャンネルの分離度と理想的な重量バランスを追求。
筐体を前後に貫くセンターフレームや特製メタルレッグ(スパイク/パッド選択式)などによるファインチューニングとも相まって、外部振動に起因する音質的影響を寄せ付けない卓越した機械的剛性と設置安定性も確保しています。
前述いたしましたが、CD-S2100とバランス接続をすると、I/V変換回路を含むD/Aコンバーター以降の全段をフルバランス構成とし、フルバランス化が可能となります。
帯域外ノイズの低いESS DACの素性を利してI/V変換のフィルター特性を低次に留め、I/V変換を含む全アナログ回路をフルディスクリートでシンプルに組むことにより、
過渡特性に優れ伝送ロスの少ない高鮮度な再生を可能にしました。
もちろん単体でも素晴らしい製品ですが、CDとアンプを揃えることで、よりスピード感がありエネルギッシュなサウンドが楽しめます。
永く安心してご愛用いただくため、A-S2100にはご購入日から「5年間の長期製品保証」を標準で付与いたしました。
高輪にあるYAMAHAの試聴室にて、貴重な前モデルとの比較試聴体験もさせていただきました。
デッド気味な専用室でしたので、非常に音が取りやすかったです。
リファレンススピーカーはB&W 802Diamondでした。
前モデルの2000シリーズとの比較試聴ができ、改めて進化したYAMAHAサウンドを感じることができました。
音の解像度、エネルギー感、スピード感などなど、圧倒的とも言える進化を遂げた新モデル。
YAMAHA のHifiオーディオにかける思いをしっかりと感じ取れる内容だったと実感できました。
商品説明がひと通り終わったところで、式典のレポートに戻ります。
YAMAHAのHifiサウンドをお客様にしっかりとご提案させていただくオーディオ専門店として、
「プレミアムショップ」というパートナーシップを結ばせていただきました。
土井社長、猿谷本部長にプレミアムショップ認定盾を贈呈いただき記念撮影となります。
認定式典と、商品デモンストレーションも完了し、これからお楽しみの時間です。
●6階 ヤマハ銀座コンサートサロンにて生コンサートとなります。
最大で約100人を収容可能な、小規模なコンサートや公開講座、各種イベントなどが行えるサロンです。
(http://www.yamaha.co.jp/about/yamahaginza/)
こんな凄い空間で、超一流の演奏家や俳優の方の演技を間近で観れる機会はそうそうなく、非常に貴重な体験をさせていただきました。
まずは、ピアニスト 平松悠歩 さんのソロから始まり、フルート奏者の日野真奈美さんとのデュエットにつながっていきました。
表現力豊かで、独特な世界観のあったピアノの音と、耳の奥に優しく溶けこんでくるようなフルートの音のハーモニーは初体験。
まさに鳥肌体験でした。
続きまして、バイオリン 岡崎晶子さん、中村有希さん、ビオラ 池辺真帆さん、チェロ 下山田珠実さんの四人による弦楽四重奏です。
息の合った、四人の綺麗な弦の響きが会場を癒やしの空間に彩ります。
脳の中がスッキリするようなイメージのクリアな弦の音は心が静かになり、とても気持ちが良くなりました。
続いては、沼尾みゆきさん、中西勝之さんによるミュージカルも。
ピアニストは赤星裕子さんに交代され、バックでは弦楽四重奏が贅沢とも言える演奏で引き立てます。
ミュージカルもこんな身近で体験することはなく、シリアスだったり、お腹に響くくらいの迫力のシーンもあり、どっぷりとこの世界に引き込まれていきました。
感動冷めやらぬまま、そのまま会場を移動して、懇親会のスタートです。
全国のプレミアムショップの方々と同席させていただき、楽しい時間を過ごさせていただきました。
私の席の隣には、この度発売予定となっているCD-S2100の設計者の方と、素晴らしいミュージカルを楽しませていただいた中西さんが同席してくださり、
とても貴重なお話をさせていただきました。
間では、アコースティック・ギターの演奏もあり、YAMAHAらしいおもてなしをしていただきました。
最後に、ピアニスト 平松悠歩 さんと、フルート奏者の日野真奈美さんと一緒に記念撮影も!
顔赤いのはお酒が少し入っているのでありまして、緊張しているのではありません(笑)
非常に内容の濃い一日のカリキュラムでした。
これからのYAMAHAさんの方向性に、すごく期待が持てる内容だと感じました。
お客様に音楽やオーディオの素晴らしさを伝えていける原動力を頂いたような気がします。
YAMAHAさん、関係者の方々ありがとうございました。