ホームシアターファイル 総合金賞受賞 !物件インストールレポート
ホームシアターの専門誌「ホームシアターファイルPLUS」編集部様が、
2018年度、全国を駆け巡って取材をした実例物件の中から、
読者の皆様の人気投票によって“憧れのホームシアター”を選ぶ、
「ホームシアターグランプリ2019」の「インストール部門」の結果をご紹介いたします。
今回は、ホームシアター専用室部門の受賞報告のご案内となります。
もっとも得票の多かった最優秀事例に弊社がインストールさせて頂いた、山口県M様邸が選ばれました!!
これまで金賞は4度ほど受賞させていただきましたが、
総合金賞は初の受賞となります。
オーナー様はじめ、建築関係の皆様や、メーカー様との思いがカタチとなり、
それを読者の皆様に評価いただけたことだと思っております。
誠にありがとうございました!!
グランプリの詳細内容はphile webにてご紹介いただいておりますのでご覧くださいませ。
それでは、早速受賞致しました物件のご紹介を致します。
この度ご紹介致しますオーナー邸宅は、
広島の小松隼人建築設計事務所様の設計監修となる、非常に洗練されたスタイリッシュなお宅。
細部に渡り拘りが施されている多数の施工事例は、HPでご紹介されていらっしゃいますので、ぜひご覧くださいませ。
「家にいながら、リゾート感が味わえるような住まい」をコンセプトに設計を進めていたMさんの想いに、
美しく、そして機能的なホームエンターテイメントシステムを提案。
つい、仕事を忘れ探訪してしまいそうなくらい、綺麗でかっこいい空間です。
この度のご要望は、
非日常的にホームシアターに没頭できる専用室が欲しい。
リビングには家族が集い、開放的な空間で音と映像を楽しみたい。
快適な睡眠/起床に適したした音を流したい。
アウトサイド含め、様々な場所で良い音が楽しめるアクティブスピーカーが欲しい。
家全体で音楽を快適に聴けるよう、プランして欲しい。
との事と、承りました。
まず専用のシアタールームから。
この右側にある扉を開くと
収めさせて頂いた北欧ノルウェーブランド EKORNES(エコーネス) のストレスレスチェアが待ち構えてくれております。
人間工学に基づいて作られた、まさに音楽や映画をゆったりと鑑賞するにぴったりな逸品です。
正面のスタイルとなります。
迷光対策を万全に行うため、黒漆喰の塗壁仕様となります。
スクリーンは張り込み型の特注サイズの115インチ。
これまでにない新しいスタイルで、8畳のスペースに目の前いっぱいに広がる大画面を実現させました。
最大の特徴は弊社オリジナル設計の造作家具にマウントしている、
「超短焦点プロジェクター 「VPL-VZ1000」」の存在でしょうか。
スクリーンから本体背面までの距離、約26cmで120インチが投影可能な超優れ物のプロダクト。
設計上、広いお部屋が取れなかったのですが、狭さなど全く感じさせず、
音と映像にどっぷりと没入できるよう、様々な思考を凝らしたプランとなっております。
ラック天板と、プロジェクターボディのトップラインを寸分の誤差なくピッタリと合わせ、プロダクトとしての一体感を演出。
シンメトリーかつ、フラットな気持ちの良い収まりを実現致しました。
機器設置面は床面補強も施し、更に仕上げにタイルを貼りました。
カーペットとの見切りも綺麗に収まっています。
設計監修の小松様のお仕事も、細部に渡る完成度の高さへの飽くなき追究心を感じます。
造作家具の中には、センタースピーカーやエレクトロコンポーネントが綺麗に収納されています。
スピーカーはKEFのQシリーズで統一。
シンプルでマットな仕上げのデザインが、ブラックテイストの空間作りにピッタリとマッチします。
YAMAHAのAVアンプとLINNのMAJIK DSMでオーディオとシアター共に、
圧倒的な臨場感かつ高音質でお楽しみいただけることとなっております。
ネットワークを駆使し、抜群の操作感を実現します。
ドルビーアトモス用に必要なトップスピーカーは、天井の色にピッタリと合わせ、同色に塗装。
これにより、空間に綺麗に溶け込むようスピーカーをマウントすることが可能となりました。
サラウンドはアトモスの立体音響を作るに適した床置きです。
専用室ならではの理想的な設置が可能となります。
サブウーファーは、ECLIPSE TDのTD316SWにてハイスピードな低音域を作ります。
映像美もこの通り、抜けがよく色のノリ方も最高です。
ランプ光源ではなくレーザー光源のパワー感を感じます。
コスト面ではランプ交換の心配がないのも嬉しいポイントかもしれません。
さて、こちらはリビングとなります。
開放的な空間に、SONYのダントツと言われる高画質を誇る65型有機ELTVを壁掛けスタイルで。
私三宅の真骨頂の一つ。
テレビに合わせるインテリア性の高い2chシステムの登場となります。
スピーカーはイタリア Sonus faber(ソナス・ファベール)のChameleon をセレクト。
カメレオンという名の所以は、サイドパネルが脱着可能で、お好みやインテリアのテイストに合わせて様々なカラーに着せ替えができるというユニークな構成から。
この度は主張を抑え、空間にスッとおとなしく溶け込む狙いでブラックを選択。
更には革張りのボディが所有欲を満たしてくれます。
写真もバチッと映えますので、もうワンショット。
リビングの主役の一つとなった有機ELの美しい映像を、小柄な立役者がしっかりと盛り上げます。
ドライブするは、ヤマハのネットワークストリーミングアンプ「WXA-50」で駆動。(画像右下)
小さなボディに拘りのネットワーク機能が盛りだくさん詰まっており、
さらなる音質アップを図る際は、外部アンプやサブウーファーも追加可能となっています。
寝室も非常に素敵な空間。
YAMAHAのインテリアオーディオ、ISX-80が添えられます。
M様邸の感動体験のクオリティを高めているのが、ホームネットワークを活用した音楽配信、マルチルームシステムです。
ヤマハ「MusicCast」の仕組みを活用することで、映画やスポーツを楽しむホームシアターだけでなく、
リビングと寝室でも音楽を共有して楽しめるようなシステム構成となっております。
ipad一つあれば、どの部屋で様々な音楽が別々のシーンで選択可能。
もちろんボリュームなども自在に操れます。
刺激的な非日常を演出する専用ルーム、そして、日常を彩る美しい音楽。
まさに、リゾートのようなライフスタイルを実現したM様邸は、
弊社の技と創意工夫が冴え渡った傑作といえるでしょう。
以上、受賞の喜びと共に、皆様にご報告させていただきました。