以前より当店をご利用になってくださっておりましたオーナー様が、

ご新築を機にオーディオシステムを新たに導入いただきましたのでレポート致します。

 

オーディオに精通されていらっしゃる方には説明不能となりますが、

長岡鉄男氏の提唱するバックロードホーン仕様のスーパースワンというモデルがございます。

 

こちらをオーナー様は若かりし頃に自作され、ずっとご使用になられておりました。

見事な完成度で、これはこれで心地よいサウンドが楽しめる逸品です。

 

 

CDやレコードを中心に楽しまれていたところに、

少し前のことですが、新しい音楽鑑賞スタイルとしてご提案した LINN の DSが導入され、

 

 

QNAPのNASの中に保存されたデジタルファイルを、
PCのコントロールアプリ操作にて楽しまれておりました。

 

 

 

そして、ここからこの度の大型のシステムアップグレード計画へと進行していくわけです。

まずは、高音質設計のオーディオラックの組立から。

(TAOCの最高グレード CSRシリーズをセレクト。)

 

 

コンポーネント自体から発生してしまう微振動や、

スピーカーから機器に伝わってくる振動などが音に悪影響を及ぼすことは周知のことと思います。

 

それを限りなく軽減しようと考えられ、材質や工法に拘りが詰まっているのがこのCSRシリーズの特徴。

まず、棚板が二段一組の構造になっております。

 

 

二段の棚板の間にはスパイクとプレートが其々に設けられ、

棚板同士が接触することなく、点で支え振動を軽減。

棚板もただの木材ではなく、鋳鉄粉入りハニカムコア採用の５層構造になっております。

 

 

 

そして、支柱と棚板の隙間にご注目いただきたいのですが、こちらも接触をしておりません。

ちなみに支柱にも鋳鉄粉を封入されております。

 

 

上下に設置された機器の振動が其々に伝わらないよう、分離構造になっているというわけです。

 

画像手前のパーツは最下部の支柱の受部。

スパイクを包む様な深型プレートとの組合わせで安定感抜群の設置性を誇ります。

 

 

そうした頑丈な構造のラックに重量級のコンポーネントが設置されていきます。

 

 

パワーアンプはACCUPHASEの純A級アンプ A-70。

同社のステレオパワーアンプの最高グレードモデルとなります。

豊潤でゆったりとした音が楽しめる素晴らしい逸品です。

 

 

A-70へ高純度な音楽信号を送り出すプリアンプは、C-2850。

高解像度でメリハリの効いた音が特徴的で、当店でも人気の高いアンプです。

 

 

最大1200VAの高純度エネルギーを供給可能な、クリーン電源PS-1230。

オーディオは電源が源ですので、綺麗でエネルギッシュな電源を供給できる環境は、

理想の音に近づくための最大の近道の一つと言っても過言ではないでしょう。

 

 

レコードプレーヤーはLUXMANのPD-171A。

国産品の中でも圧倒的な支持を得ているプレーヤーです。

こちらにortofonのカートリッジ MC-Q30S をセットアップ。

ハイスペックかつコストパフォーマンスにも優れたシリーズとして伝統を積み重ねてきたモデルです。

もちろん針圧調整もきっちりと。

 

 

プリアンプ C-2850にフォノイコライザーユニットAC-2850 をスロットイン。
構造的にはバランス回路になっているのが最大の特徴。

MC/MMそれぞれのカートリッジにマッチした専用入力回路を備え、

あらゆるカートリッジに対して最適な性能を発揮するように考慮されています

高SNで綺麗な音色を得られる拘りのオプションアイテムとなります。

 

 

こうして、まずは第1段階としてラックにコンポーネント機器が設置されました。

 

 

ここから、いよいよスピーカーの導入となります。

 

 

イタリアから木箱に梱包され運び込まれた Sonus faber IL Cremonese。

早速梱包から解いていきます。

 

 

 

 

堂々たる風格で、こちらも身が引き締まります。

スピーカーのスパイク受けは、当ブログでもおなじみとなってまいりました、

Andante largoのサイレントマウントを使用。

 

 

ずっしりと重量のあるスピーカーも、しっかりと支え振動を対策します。

 

 

スピーカーケーブルはCHORD社のSignature Reference Speaker Cableを。

 

 

 

高域と低域のジャンパーケーブルにはSarum T LINKを。

これには驚きを隠せない音の変化がありました。

ダイナミックレンジが広がり、奥行きのある開放的なサウンドステージが目の前に広がりました。

 

 

スピーカーの設置が無事に完了致しました。

 

 

コンポーネントにもCHORD社のケーブルで統一。

 

 

これにて、まずはセッティング完了となります。

これからじっくりとお好みの音に仕上げていくこととなります。

 

 

音は言わずもがな、秀逸の耳障りを誇っておりますが、仕上げの良さも圧巻です。

見て良し、聴いて良しの孤高のイタリアブランドSonus faber。

つい、納品する立場のこちらもうっとりしてしまいます。

 

 

高純度の音信号を伝えていくコンポーネント。

純国産のプライドを寸分のブレなく貫き、高品質/高音質を提供し続けるACCUPHASEの製品群も輝きを放ち、

感動と安心をオーナー様に届けます。

 

 

 

CDも高解像度デジタルファイルも、そしてアナログも。。

その時の気分に合わせ、様々な再生環境を選択が可能となり、贅沢な音楽鑑賞環境が整いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、後日、、

比較試聴を行った末、奥様のお好みにぴったりとフィットしたスピーカーケーブル「Sarum T Speaker Cable」へとグレードアップが成されました。

 

 

あまりの音の良さに、オーナー様宅の主？のワンちゃんも絶好のリスニングポイントに。。

心地良い音に酔いしれているようです。