新進スピーカーブランドFYNE AUDIO F500のご紹介。
FYNE AUDIO/ファイン・オーディオは、2017年イギリス、グラスゴーで創業された新進のスピーカーブランドです。
創業は新しいのですが、主要メンバーは元Tannoy社エンジニアリング・ディレクターとして辣腕を揮ってきたDr.ポール・ミルズを始め、いずれもタンノイに長期間在籍し、同社中枢でスピーカーの設計、生産、販売に豊富な経験を重ねてきた者達で構成されています。
彼らは、自らの理想のスピーカーを生み出すべくタンノイを退社し、新しいブランドを立ち上げたのでした。
社名のFYNEはスコットランド南西部のファイン湖(Loch Fyne)に由来し、ロゴマークは山と湖が織りなすスコットランドの景観がモチーフとなっています。
本日試聴したのは、F500シリーズ [F500] [F501] [F502]から2ウェイ・ベーストラックス型 ブックシェルフのF500。
F500シリーズは、Dr.ポール・ミルズが、独立を機にこれまで秘かに温めてきた革新テクノロジーを満載した野心的プロダクツです。
ISOFLARE ™ポイントソース・ドライバー設計
ISOFLARE (アイソフレアー)ドライバーは、Bass/MidドライバーとHFドライバーの音軸の中心を共有するポイントソースシステムです。
HFドライバーの開口形状とBass/Midドライバーコーンの湾曲形状を統合解析し、その放射角の綿密な計算から、高域エネルギーを等方的に拡散放射する複合曲線を創り出すことに成功。指向特性を大きく改善しています。
FYNEFLUTE ™ テクノロジー
コンピューター解析によって得られた特殊な溝(フルート)を刻み込んだ複雑な曲面形状を持たせています。この不均一な曲面が、コーンから伝わるエネルギーを効果的に終息させコーンへのカラーレーションを徹底排除することに成功しています。
BASSTRAX ™ ポート・ディフューザーシステム
低域ポートは一般的なバスレフとは異なり、エンクロージャーの底部に下向きに配され、さらにその開口部には亜円錐状のディフューザーを設けるという、この独自のシステムは、ポートから発する垂直プレーン
波エネルギーを90°向きを変えて360度に亘る均一な波面に変換します。その結果、壁面からの部分的な強い低域反射は抑えられることでスピーカーの設置条件は著しく緩和され、クリアで力強い低域再生が実現しています。
これら三大キーテクノロジーが常識を超えたクォリティーを生み、
サイズとプライスからは容易には想像を許さない驚異的な高音質を実現しました。
「Miles Davis:The Man With The Horn」を試聴いたしました。
マーカス・ミラーの躍動感のある重いベース音がグングンと前に迫って来て、次にマイルス・デイヴィスのトランペットがリアルな音で迫力を伴って突き刺さって来ました。
クリアーな低音が、音楽の土台を支えて、演奏の質感をぐっと上げています。
高域から低域まで音のバランスの良さも特筆です。
音像もくっきりと描きます。
その後は、ヴォーカル等々色々と聴き続けてしまいました。
販売価格
\105,840(税込み)
F500シリーズ
左から「F502」「F501」「F500」
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