TEAC/ESOTERICの工場見学へ。
TEAC/ESOTERIC製品の店頭展示にて、
当店お客様にも大変ご好評の同二社ブランド。
国内、いや世界最高峰の電子技術を誇るといっても過言ではないと思いますが、
その実様は如何にということで、工場とオーディオ試聴室へ見学に行ってまいりました。
TEAC青海工場。
早速社内に入り、伊藤社長と高山専務にて会社の構成や歴史、理念、培ってこられた技術などをプレゼンして頂きました。
TEACはオーディオ製品だけでなく、業務用のデータレコーダーや、X線装置、計測器等々、
重要なデータを扱うための電子機器などの設計、製造なども行っていらっしゃることから、そういった精密かつ高品質なプロダクツの構築が可能なのだと実感させられます。
工場内に潜入。とてつもないオートメーション設備で、細やかな電子部品を盤に乗せていきます。
動画でお見せしたいところですが、守秘義務上の都合などあり難しいですが、
超高速に電子パーツが基盤に打ち込まれていきます。
御覧ください。
この超微細な基盤。
重要な部分の確認はやはり職人が行うんですよね。
細部に渡り厳密にチェックされています。
更に細かい部分は顕微鏡で、チェック。
目も疲れ、肩もこりそうな作業ですねとお伝えしたら、
ニコッと「慣れておりますので大丈夫ですよ」と快い対応をしてくださいました。
世の中、フルオートメーション化が進みつつある工場体制かもしれませんが、
オーディオ製品の工場は肝心なところは手作業が多く、、
こうして、一品ずつ熟練の職人さんが端正込めて組立を行われております。
この度はちょうどESOTERICのフラッグシップSACDプレーヤー「grandioso K1」の製造工程を見せていただくことに成功。
高精度トランスポートメカ VRDS-NEO「VMK-3.5-20S」もこうして作られているんだと、目の当たりにでき貴重な体験となりました。
厳密に動作チェックが行われます。
こちらはフロントパネル。
とても綺麗に仕上がって来ております。
こちらはリアパネル。
シャーシに電子基板、フロントパネルが組まれ、動作ができる状態で、
電気的なテストがこちらも徹底的に行われております。
ここまで来るのに、相当な工程を経て、、
やっとこさと最終の音立しテストとなるわけです。
見事、厳重な検査をクリアした良品が並ぶ。
感動したので、私も記念にできたての基盤と記念撮影。笑
パリッと決めたヘアスタイルを乱さないよう、苦肉の策での着帽。
妻に見せると爆笑されました。笑
ご一緒いただいた全国の有力販売店の方々と、TEAC/ESOTERICの皆様と。
所変わってこちらは、ESOTERIC/TANNOYの試聴室。
ズラッと並ぶハイエンド機にて様々な試聴をさせていただきました。
Kingdom Royal ,,やはり凄まじいスケール感。
文句なしの音場、ハイダイナミックレンジによる圧倒的な解像感。
演奏者の世界観に引き込まれるような、ゾクッとする感覚を覚えます。
先日のブログでもご紹介させていただいた、SACD K-03XとK-03Xsの比較試聴や、K-01XとK-01Xsの比較試聴も試聴プログラムに組まれておりました。
進化したXsの高SN感や、圧倒的な力感に驚きました。
同じ曲を同じアンプ/スピーカーで、音量も統一しての試聴で進化点をわかりやすく実感させていただきました。
そして、新しい規格の製品「ネットワークオーディオトランスポート N-03T」も詳しくプロモーション頂きました。
DACを持たず、高剛性のシャーシはもちろん、電源や電子パーツに拘り尽くしたデジタル出力に特化した逸品。
高品位なDACやDAC機能搭載のSACD-Pなどへ、高鮮度なデジタル信号を伝送。
音の決めては上流だと、良く耳にしますがその最たるモノとして位置付けということでしょう。
時代を牽引する様々なストリーミングサービスに対応し、最大でDSD 11.2MHz、PCM 384kHz/32bitのデジタル出力でのハイサンプリングや、外付け接続したストレージを利用してのミュージックサーバー使用など、現代最新鋭となるポテンシャルを装備。
既に高品位なオーディオシステムをお持ちで、新しくネットワークオーディオにトライされたいような御方には、是非ご検討いただきたい逸品です。
試聴タイムは進み、TANNOY Kingdom Royal Carbon Blackから、
TANNOY LEGACY SERIES ARDEN へスピーカー変更。
Kingdom Royal とはまたうって変わり、ゆったりお酒でも飲みながら音楽を朗々と楽しみたくなるような、ほっこりSOUND。往年のビンテージ感漂う音はきっと日々の疲れを癒やしてくれるはず。同じ音楽鑑賞でも、ここまで様々違った音色で楽しむことができるのもオーディオの楽しみの一つですね。
最後に、出張帰りに見えた富士山。
新幹線の中からぴしゃっと。
いつ見ても、素晴らしい日本を代表する立派な山です。