オール・イン・ワン・マルチメディア・プレーヤー Cocktail Audio X35 試聴レポート。
Cocktail Audioの、出力100w×100wのアンプを内蔵したリッピングからハイレゾ再生に対応したオール・イン・ワン・マルチ・メディア・プレーヤー「X35」を試聴いたしました。
CDは、本体でリッピングが可能です。
FLAC/ALAC/WAV/MP3などのフォーマットでリッピングのリップが可能です。
CDのメタデータ、カヴァーアートはGracenote等の情報から取り込めます。
取り込んだ音楽データは、カヴァーアート表示、文字表示、使いやすい検索などが出来る独自のミュージック・データベースに蓄積され、管理出来ます。
アナログプレーヤーが接続出来るのも本機の大きな特徴です。MM対応フォノイコライザーを搭載しており、アナログレコードを192kHzのハイレゾで録音可能です。
FMチューナーを搭載し、ラジオ放送の音声を192kHzで録音出来ます。
AUX入力からの録音も可能です。
録音した音楽ファイルをオートまたはマニュアルでカッティング出来、アナログから録音した音楽ファイルも含め、お好みの分類でファイルし音楽コレクションとして保管することが出来ます。
ネットワークプレーヤー/サーバーとしての機能の他、Spotifyなどのストリーミング再生にも対応しています。
多様なハイレゾフォーマット DSD (DSD64,DSD128,DSD256)、PCM (24bit192kHz)、DXD (24bit/352.8kHz)、HD FLAC(24bit/192kHz)、HD WAV(24bit/192kHz)等々の再生に対応しています。
デジタル入力は、RCA同軸、TOSLINK、AES/EUBの3系統。
デジタル出力は、RCA同軸、TOSLINK、AES/EBU、USB、HDMIの5系統を装備しており、多様な外部機器との組み合
わせが可能です。
D/Aコンバーターは、ESS ES9018K22M Sabre32 Reference DACを搭載。
大型トロイダル電源トランス、アナログ/デジタル独立電源などハイレゾ音源の素晴らしさを引き出す高音質設計です。
フロントパネルのUSB端子にPCを接続し、直接アルバムデータを書き込むことが出来ます。
本体背面にはスロットを装備し、SSD/HDD用のスロットを1基備えることが出来ます。
SATA 2.5 inch SSD、HDDドライヴでは2TBまで。こちらに接続したストレージは、外部からNASとして利用出来、CDのリッピングデータ、ラジオ/音声入力の録音先として使えます。
3.5インチHDDドライヴでは、8TBまでを搭載可能です。
簡単に着脱が可能ですので、複数のドライヴを使い分けることが出来ます。
2台のストレージを使用し、ミラーリング、RAIDが出来ます。
*HDD,SSDの記録媒体は付属しておりませんが、自由に自分の好みのストレージを選べることも特徴の一つかもしれません。
*写真はブラック仕様。
フロントパネルに7インチの液晶ディスプレイを搭載。アルバム・データ等が大変見やすくなっております。
HDMI出力を持った大型ディスプレイやプロジェクターに接続し、大きく映し出すことも出来ます。
NOVATRON 「Music X」をiOS/Androidデバイスにダウンロードすれば、ネットワーク経由で手元で見ながらの操作が可能です。
X35にスピーカーを接続するだけで最新のオーディオシステムが完成いたします。
今回は、Dynaudio Anniversary The Special 40(左)が活躍いたしました。
多用途機能満載のX35は、正に現代の最先端を行くオール・イン・ワン・マルチ・メディア・プレーヤーです。
これからのミュージックライフの中心的な存在になりそうな雰囲気があります。
筐体を肉厚のアルミで強化したDAC非搭載のトランスポート「X50」も同時発売。
DAC、アンプを搭載しないデジタル機能に特化しており、音楽再生には別途DACが必要です。
本機も背面スロットを装備し、ミラーリング、RAIDシステムを使用し、最大12TBまでのストレージが構築出来ます。
フロントパネルに12mm、それ以外に8mmの極厚アルミプレートをコンピューター制御で切削加工して使用。
アルミダイキャストインシュレーターと相まって強固で振動に強い筐体を構成しています。
色はX35と共にシルヴァーとブラックとなっております。
販売価格 X-35 ¥280,000(税抜)/¥302,400(税込)
X-50 ¥380,000(税抜)/¥410,400(税込)
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