「オーディオ基礎講座」第1回「真空管アンプで遊ぼう!」レポート!
10月26日開催のサウンドテック自主企画
「オーディオ基礎講座」
第1回「真空管アンプで遊ぼう!」
盛況にて終了いたしました!
今回のイベントは、サウンドテックのスタッフ自身によって企画され、
スタッフ自身によるレクチャーを中心とした自主講座でした。
前述しましたが、今回のお題は、
「真空管アンプで遊ぼう!」
ということで、時間の許す限り真空管アンプの魅力にどっぷりと浸かっていただきました。
用意した真空管アンプは、
・Air Tight ATC-5、ATM-300R
・Triode TRV-A300XR、TRV-88SER、TRV-35SER、RUBY
・McIntosh 275
と贅沢にラインナップ。
機材提供にてご協力いただきましたメーカー様方。
まことにありがとうございました!
弊社会長の長年の経験と知識を背景とした、膨大なオーディオの知識の中から、
今回は「真空管アンプ」をテーマに、90分間の解説を行いました。
会長の、SONYに在籍していた若い頃の話から始まり、
ホワイトボードも使っての、真空管の構造から、アンプの構造、レコードが鳴る仕組みに至るまでと、、
通常のオーディオ・イベントでは触れることのない領域まで踏み込んだ、誠に濃密なレクチャーとなりました。
アンプの「腹わたを見せる。」と表現されていましたように、
普段見ることのないアンプ内部の構造も、分かりやすく解説。
真空管の解説では、真空管をお客様の席を回していただいて、実際に手に取ってご覧いただきました。
会長のパーツ・コレクション。
解説に熱が入る会長。
トランジスタと真空管のアンプの構造特性を具体的に簡易的な回路を描き、説明してくれました。
ご来場されたお客様にはレコード鑑賞を楽しまれている方も多かったので、
レコードの溝に刻まれた微細な信号をどのようにキレイに拾い、増幅させてあげるか。
そのあたりのミソを詳しくレクチャーされたことにより、一層お客様の熱も上がっておられました。
ホワイトボードを使って熱の入った解説に、お客様もくぎ付けに。
そして、前半は、私(スタッフ・末冨)による「音楽講座」でした。
60分間、「倍音」をテーマにして、レコード、CDの解説しながら聴いていただきました。
デューク・エリントン、北村英治、アーチー・シェップ、ペーター・ルーカス・グラーフ&ウルスラ・ホリガー、中村明一、ヘンデル/キャスリーン・バトル、高橋竹山、マニタス・デ・プラタ、森進一等々と、ジャンルを問わずデモンストレーションを。
スピーカーは、JBL-D66000。
アンプは、Air Tightの、プリアンプATC-5とパワーアンプATM-300R。
ターンテーブルは、LUXMAN PD-171 AL。アームは、Ortofon RS-212D。
カートリッジは、Ortofon SPU Royal G MKⅡ。
CDプレーヤーは、Accuphase DP-560を使って鳴らしました。
JBL-D66000の、豊かで重量感のある低音はいつもながらですが、広域の倍音の美しさ、豊かさは筆舌物でした。
キャスリーン・バトルの歌声は、天まで届くよう。
高橋竹山の津軽三味線と、マニタス・デ・プラタのフラメンコ・ギターの、強烈な音の立ち上がりも、力強く、早い!
CD「中村明一:鶴の巣籠」では、超絶技法を屈指した、多くの倍音を含んだ尺八の壮絶な響きが、部屋中に広がりました。
この日一番の驚きの再生音であり、演奏でした。
後半の会長のレクチャー中は、40数年前に、会長自らが製作した真空管プリ&パワー・アンプを、JBL-D66000に接続してCD、LPの再生を行いました!
会長が40数年前に作製した真空管プリ&パワーアンプは、右に見える2台がそうです。
J・S・Bachのオルガン曲は、地響きが轟く重低音に囲まれました。ヴォーカルもリアル!
音の粒が太い! 40年以上の眠りから覚めたアンプの期待以上の働きに、会長のテンションもさらに上がったのは言うまでもありません。
当店スタッフによるこのような自主イベントは、今後も定期的に大小交えて行っていく計画をしております。
お客様からの「こんなイベントをして欲しい。」とのご希望を、お伝えいただければ幸いです。
今回終わってみて、会長も私も、まだまだ話したりない!
もっとたくさん音楽もお聴きいただきたかった!
など、今後の課題も見つかりましたので、また再度チャレンジしたいとの思いです。
引き続き、音楽はもちろん、自分にあったスタイルの良い音で楽しむAUDIOの楽しさも一緒に体験できればと思います。
お問い合わせは、こちらまで。
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