最近 たくさんのお問い合わせ、メンテンナンス依頼をいただいている
アナログプレーヤーに勝るとも劣らず
ハイレゾオーディオも 大変な盛り上がりをみせております。
先日のBlogでも ご紹介した ハイクラス・ハイレゾウォークマンの発売 !
SONY のHDD オーディオプレーヤー や LINN DS をはじめとする
ネットワークオーディオや、卓上で楽しめる ECLIPSE TD-M1 などなど
「使いやすくていい音」 が楽しめるアイテム群が次々と登場しています。
そんな中、ハイクラス オーディオ用NASで話題の DELAブランドより発売中の
HA-N1AH20 を店頭でテスト試聴いたしました。
話題の商品ということもあり
各地で行われるオーディオイベントにも引っ張りだこのアイテムで
当店においても 店頭デモや お客様宅でのデモ試聴などでも
その使い勝手や、音の良さに大変ご好評いただいております。
すでに LINN DS との組み合わせで導入いただいているお客様もいらっしゃいます。
オーディオ用NASとして大変高品質なサウンドを
届けてくれる HA-N1AH20 (以下 N1A ) ですが
今回は、N1A のバージョンアップにより USB DAC接続機能 が追加されましたので
当店で常時展示中の LUXMAN D/A コンバーター DA-06 を
接続してテストしてみました。
従来のNASの機能にあわせて N1Aを トランスポートとして動作させて
USB接続により 音源を DA-06 でアナログ信号に変換するということになります。
宅内の ネットワークに接続する LANケーブルは、音楽データを N1Aへ転送する目的と
外部からネットワークを通してコントロールをするために接続します。
あらかじめ、音源をN1Aに転送して おきます。
接続をした状態で N1A とDA-06 の電源をON にすると
まるで 両機がひとつのネットワークプレーヤーになったかのように
N1A のディスプレイに 「USB D/A Conberter DA-06 」の文字が表示されました。
曲の選曲は LINN DS のコントロールでお馴染みの KINSKY で行いました。
快適に 曲のブラウズができ、動作も良好!
まるで DSを操作しているような感覚です。
N1A のハードディスクに収められている楽曲だけでなく
同じネットワーク上のNASにもアクセスできました。
DA-06 をPCとUSB接続した 印象と違い
シームレスでのびのびとしたサウンドを楽しめました。
DA-06 の USB入力は PCM 最大384kHz/32bit
DSDは 最大5.64MHz まで対応できるため
用意した楽曲は全てOK!
[ N1A のDSD再生は 、 DoP (DSD over PCM)方式 となります]
フロントパネルのスイッチで切り換え可能な PCM信号に対する
3種類のフィルターの切り替えで多様なジャンルと
サウンドにカスタマイズできるのもいいですね。
DSD信号には内蔵の2パターンの アナログFIRフィルターを切り換えすることができます。
まさに 至れり尽くせり! しばし時を忘れてしまうほど楽しく試聴することができました。
こうなってくると 他のD/Aコンバーターも試してみたくなりますね。
と、いうわけで 店頭にあるUSB DAC内蔵の CDプレーヤーにも接続してみました。
プレーヤーの機種によっては 送られてきた信号に対応出来ない場合もありますので
メーカーが公表している こちらのさいとで確認しました。
試したのは Accuphaseの SACD/ CD プレーヤー DP-550 です。
接続をして 両機の電源をON すると
タブレットのコントロールアプリ上に [ Accuphase USB Audio ] の文字が現れ
コントロール可能な状態になりました。
本機の仕様によりN1A からは DSD信号は PCM(44.1khz)に変換した状態でしたが
DA-06とは違った 表情が聴き取ることができて なかなか面白かったです。
また、Accphaseといえば 新製品の D/A コンバーター DC-37 が
5.6MHz までの DSD信号対応 と384kHz/32ビット PCM入力に対応しています。
残念ながら 店頭でのテストはできませんでしたが
是非機会があれば N1A とのコンビで体験してみたいと思います。
あと、 ESOTERIC の SACD/ CD プレーヤー K-03X も大変好評です。
あの Grandioso D-1 直系 の技術が惜しみなく投入された
本機の高性能DAC がどのような音を奏でてくれるのかも
大変興味深いところでもあります。
当店のお客様の中にも、ディスクがメインという方が多数いらっしゃいます。
これまで D/Aコンバーターというジャンルは ミドル~ハイクラス オーディオの中では
それほどスポットが当たらなかったところでもあります。
ご紹介した DELA / HA-N1AH20 や 上位機種の HA-N1Z など の
「ミュージックデータ・トランスポート」的な使い方ができる機器の登場により
これまでのディスクも、データ/ハイレゾ音源も
別け隔てなく楽しめるようになったのは とてもうれしいですね!
DELA / HA-N1AH20 はデモ試聴を終え一旦 店頭からはなくなりますが
チャンスがあれば、また 体験イベントなどを企画してみたいと考えております。