オーディオ女子養成企画。その壱。ブックシェルフ・スピーカー編。
サウンドテックに新しく女性スタッフ(弘中さん。以下Hさん。)が参戦!
「オーディオと言えば、オヤジの世界!」・・を打ち砕く、新たな顔として現状週一とは言え新戦力としてすでに活躍中です。
もう一人新たに新戦力として参戦されたのが、オーディオ大ベテランの中村さん(以下Nさん)。
オーディオ&人生の大ベテランのNさんと「これからオーディオ女子を目指します!」のHさん二人に並んでもらって、ジャズ、クラシック、ヴォーカルのCDを、JBL 4309と
Amphion Argon 0と言う今話題のブックシェルフ・スピーカーで聴き比べをしてもらいました。
Amphion Argon 0 販売価格¥145.200(税込)
JBL4309 販売価格 ¥198,000(税込)
それでは、二つのスピーカーを聴き比べながらの二人の本音トークを公開!
司会進行は、私スタッフ末冨(以下S)がお送りいたします。
S:最初は歌モノから行きますか。ではHさんのリクエストで、「サリナ・ジョーンズ:ベスト・アルバム」から、「スタンド・バイ・ミー」を。
N:Argon 0は、スピーカーの間に音像を作りますね。ヴォーカルに4309よりも艶が乗っていい感じです。
H:4309の方が、音が前に出て来ます。明るい雰囲気がいいです。
S:続いてジャズから、「グレイト・ジャズ・トリオ:ライヴ・アット・ヴィレッジヴァンガード」
トニー・ウィリアムスのバス・ドラが大口径ウーファーで聴くと、ドスッ!ドスッ!と、大迫力で鳴るアルバムです。
N:こう言うジャズは、音に迫力があってJBLの方が似合ってますね。でも、低音はArgon 0の方が出ている感じがしました。さすがにこの口径のスピーカーでは、Sさんが言ってたような低音の迫力は感じられないけど、Argon 0でも程よい感じで低音が鳴っていて、私にはこれでちょうどいい感じですね。
H:ドラムのスネアの音が、4309の方がよく聞こえました。ジャズは、JBLが合ってるかなあ。音が前に出て来ます。対してArgon 0が、スピーカーの周囲や奥に音像を作ってる感じ。
S:次は、ビッグ・バンドを。「カウント・ベイシー:This Time By Basie!」
カウント・ベイシーが当時のヒット曲をジャズにアレンジして演奏した人気盤です。
N:これはもう、JBLに向いた音楽ですよね。スパーンと音が前に飛んで来ます。
H:Argon 0では、これは厳しいかな? 断然JBLの方が似合ってる。
S:これはもう聞く前から勝負あった感じかもね。でも、Argon 0で軽くBGMで流すと言う聴き方もアリな気もしてます。
スピーカーの真ん前で微動だにせずジャズを聴くだけじゃなくて(今時はこう言う人は少ないかも?)、軽く部屋の音のインテリアとしてジャズを流すのだったら、Argon 0もいいかも?
S:そして定番「キース・ジャレット:ケルン・コンサート」で、これまでのジャズの録音とは異なる響きを聴いてもらいます。
N:いかにもホールで鳴ってる気持ちのいい演奏ですね。これに合った表現力はArgon 0の方がいい感じ。ピアノの低音の厚みも4309よりも感じられます。
H:Argon 0は、こんなに小さいのに、ピアノのスケール感も会場の雰囲気まで表現していると思います。聴いてて気持ちいい。
S:ジャズの演奏も録音もピークはまだまだモノーラル録音が多い1950年代後半で、このあたりが最も多く聴かれているジャズだけど、このECMのようなそれまでのジャズとは違うコンセプトでの録音が70年代以降はたくさん出て来て、「ジャズを聴くならJBL!」も変化してしてきたので、ヨーロッパのスピーカーで、前に出て来る迫力よりも空間を大事にした鳴り方もジャズ・ファンにも聴いて欲しいですね。
S:最後は、クラシックから、「ベルリーズ:幻想交響曲~メータ指揮、ニューヨーク・フィル」を。第1楽章の冒頭の弱音から音を畳みかけるように盛り上がって行く所を聴いてもらいます。
N:ぐっと盛り上がって行く時に、音が積み重なり合いながらダイナミックに駆け上がって行く所はArgon 0の方がよく表現されてる感じですね。
H:オーケストラが鳴っている広がりのようなものを感じさせるのもArgon 0かなあ。
それにしてもスピーカーの違いでこんなに音楽に聴こえ方が違うとはビックリしました。
S:お二人さん、どっちが好みですか?
N:私は、Argon 0がいいな。音の作りが好きだねえ。
H:私は、JBL 4309! Argon 0もいいんだけど、うちにお客様を呼んだ時、JBL 4309の方が驚いてくれそう。
S:そういう選び方もアリだな! Hさんは、ご主人がドラマーだから、エッジの効いた音を日常的に聞かれているから、JBLの方に惹かれるのかもね。
H:そう言った音とは違うのにも惹かれます。Argon 0のような美しい音もいいですね。
S:次回はブックシェルフとトールボーイの違いも体験してもらいましょうね。
今回は、スタッフ同士の試聴の様子をかいつまんでお送りいたしましたが、サウンドテックでは、お客様とスタッフの間では日常的に行われている光景です。お客様にもスタッフにとっても楽しい時間です。
そんな中から、お客様の好みの音、合ってる音をスタッフとお客様とで探り合いながら、お客様にピッタリのオーディオ(アクセサリーも含めて)をご提案している毎日です。
オーディオ女子Hさんが、こうした中に入って来るのも時間の問題?
今回試聴に使った2種類のスピーカーは、サウンドテックでは常時展示しておりますので、いつでもご試聴可能となっております。
お好みのCD,LPをお持ちになってご試聴下さいませ。
スタッフ一同お待ちしております。
尚、コロナ感染対策として、ご希望のご来店の日時等予めご連絡いただけますと幸いです。
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