PLAYBACK DESIGNS(プレイバック デザインズ) Merlot DAC 試聴記。
PLAYBACK DESIGNS(プレイバック デザインズ)は、
唯一のDSDマルチレコーディング機であるSONOMAの設計に携わり、
DSD信号をPCからUSB伝送するDoP(DSD Audio over PCM Frames)方式の生みの親として知られる
Andreas Koch(アンドレアス・コッチ)が、2007年に立ち上げたハイエンドオーディオ・ブランドです。
生み出される製品にはDSDという究極のデジタルフォーマットを再生する為の卓越した技術が盛り込まれています。
PLL回路を使用せずに完璧なジッターレス信号を取り出す事を可能としたPDFAS。
DACチップに頼らずオリジナル・アルゴリズムにより
入力信号をDSD信号に変換するFPGAを搭載したディスクリート構成のD/A回路。
1992年 – 2003年:SONYにて録音をアーカイブとして残す技術としてDSD方式の開発を担当。その後、ソニーがフィリップスと共同で行った、DSD方式を用いた新しいメディアである”SACD”の開発において中心的な役割を果たしました。
Playback Designsは世界最高峰のテクノロジーを詰め込んだ製品群によって多くのファンを獲得してきました。
Andreas Koch が生み出した名機 MPS-5、MPS-5 LTD で開発された DAC 技術を踏襲しながら、
スリムななデザインを実現したのが Merlot DAC( メルロー・ダック ) です。
販売価格¥990,000(税込)と、単体のDACとしてはハイクラスのものとなります。
Playback Designs 独自のテクノロジーを余すことなく搭載したコンポーネントです。
Playback Designs の特徴ともいえるディスクリートで構成したFPGA を採用し
DAC チップを使った製品とは一線を画すサウンドクオリティを実現。
オリジナル回路 PDFASにより、ジッターをほぼ完璧に取り去る事に成功しました。
左右対称構造を採用すると共に、全デジタルデバイスとスイッチング電源をひとつのクロックで駆動。
デバイス間の相互干渉を排除する音質最優先設計です。
アルミニウム・シャーシには Playback Designs 社のあるアメリカ、カリフォルニア州
ソノマの丘をイメージした美しい仕上げが施されており、コンパクトなボディと相まって新世代のオーディオを感じさせます。
サイズ(W×H×D) 360 ×80 ×230 (mm) 3.5kg
隣のCHORD「Qutest」と比較すれば大きく感じますが
80mmというスリムな形状は、新世代のオーディオの姿を現しています。
また、フロントパネル前面にはヘッドフォン端子が設けられており
ヘッドフォン試聴時には本体でボリュームコントロールも可能です。
無論、内蔵されているヘッドフォンアンプのクオリティも抜かりはありません。
背面の入出力端子も豊富。
USB入力はPCM384kHz/32bit と DSD 11.2MHz (Asioのみ対応)まで対応しております。
短い時間でしたがオーディオ用NASと
Merlot DAC( メルロー・ダック ) をUSB接続して試聴をしてみました。
音の背景はあくまでも静寂に。
決して淡泊な表現にならず エネルギーを必要とする場面は迫力のある表現を。
キレのある音は、音楽にスピード感を与えます。
見通しの良いサウンドで空間表現も素晴らしく、クラシックのオーケストラのスケール感は抜群です。
ミドルクラスのDACやCDプレーヤーの内蔵DACなどと聴き比べてみて
Merlot DAC( メルロー・ダック )の素晴らしい音楽表現はもちろんの事
改めて、DAC部の音の支配力の大きさを感じさせられました。
残念ながら短日のデモスケジュールでしたので
今週末は皆さんにご体験いただけませんが
店頭でご試聴いただける機会も是非企画したいと考えておりますので
お楽しみに!
お問い合わせはこちらまで。
tel 0835-21-5555
拘りのオーディオライフを送られたい方に向けた専用公式LINEアカウントを開設致しました。
皆様と一緒に育んでいけるコミュニティにできればと思っております。
ぜひ、下記リンク・QRコードよりお友達追加お待ちしております。