ELIPSON Prestige facet 8B 試聴レポート。
ELIPSONは、戦前からの歴史を誇るフランスのオーディオ・ブランドです。
1953年には、超モダンな形状のBS50スピーカーを発表!
2008年、フィリップ・カレが、ブランドを引き継ぎ、前衛的な側面とオーディオ的な完成度を両立させ、ブランド再興を成功させました。
ミラノの2011 International Furniture Fairでは、12個のPlanet M球面スピーカーをケーブル長の調整によりサブウーファーと組み合わせ果樹のような構造にしたオーディオシステム「Sound Tree」を発表。
これらの作品は、単に既成のオーディオスピーカーの枠にとどまることの無い、新しい可能性を探求するチャレンジとしてElipson の未来への思いを表しています。
この度、お店にやって来たのは、Prestige Facet(プレステージ・ファセット)シリーズのブックシェルフ・スピーカー、PRESTIGE FACET 8B。
8Bは、25mmトゥイーター/170mmウーファーを搭載する2ウェイ/バスレフ型のブックシェルフスピーカー。
再生周波数帯域は47Hz~25kHz、感度は91dB/W、インピーダンスは6Ω。
外形寸法は208W×346H×324Dmm。
質量は8.2kg。
各ドライバを囲んで配置され、平面、くぼみ、角度が交互になるよう多面体に立体加工されたダイヤモンドカットのようなシリコン製リングはバッフル効果を最小限に抑え、回折を制限します。
その結果、リニア特性にすぐれたレスポンスカーブが実現し、広帯域にわたりナチュラルなリスニング体験をもたらします。
2層ラッカー塗装されたフロントパネルは、異なる厚みの2層構造。
外装の仕上げも美しく、高い質感を持っています。
全体のダンピングは、その機能と場所に応じて、異なるダンピング材が施されています。
高感度と安定したインピーダンスにより、特別に強力なアンプを用意する必用がありません。
バイワイヤリングおよびバイアンプ化にも対応。
Elipson Prestigeスピーカーは、1975年にフランスで発売以来、定評を得て来ました。
2016年、「音楽性」をテーマに製品ラインナップを全く新たな性能水準を備えたPrestige Facet シリーズとして、全面的に刷新。
ブックシェルフ・スピーカー(6B,8B)の他、サブウーファー、センタースピーカー2種、そして最高のホームシアター体験を実現するための、息をのむサウンドトラック再生を提供するドルビーアトモス認定スピーカーまでラインナップを拡充しました。
販売価格 ¥125,000+税
ソニー・ロリンズの名盤「サキソフォン・コロッサス」等々色々なCDを試聴いたしました。
ロリンズの太いテナー・サックスの音が真ん中で朗々と鳴る周りを、ピアノ、ベース、ドラムスが取り囲みます。
ベースの低音がサックスに寄り添うように立体感を持って躍動します。
ドラムスは、特にシンバル、ハイハット類の金属系の高音が明るくはっきりと鳴りました。
キース・ジャレットのピアノも、輝くような音と余韻を残します。
オーケストラの弦の響きが明るく美しく響き、スケール感も聴かせます。
全体的にクリアで明るい表現が得意なようです。
音の密度も濃く、アンサンブルの細部まで描き出します。
価格以上の実力を聴かせるこのスピーカーは、ベテランのお方のサブ機としても、
これからオーディオを始めてみようとされるお方にも、お薦めです。
そんな中、
早速実売もいただきまして、お客様より非常にお喜びのお声をいただいております。
ありがとうございました!
———————————
お問い合わせはこちらまで。
tel 0835-21-5555