「えっ!こんな音入ってたんだ~!」。 Sunday at the Village Vanguard 編。
とあるお客様と私(末冨)が、AccuphaseのSACDプレーヤー DP-770を試聴したときの話です。
ちなみに、その時使用したシステムは・・・・。
・SACD プレーヤー Accuphase DP 770
・プリアンプ Accuphase C-2900
・ステレオ・パワー・アンプ Accuphase P-7500
そして、スピーカーは、
・Sonus faber Olympica Nova III
写真は、Olympica NovaⅢとAccuphaseのプレーヤー、アンプとシステムを組んで試聴会を行ったときのものです。 ここで紹介したAccuphaseのアンプ、CDプレーヤーとは異なります。
お客様と私の二人でしばし試聴タイムとなりました。
「まずは、お互いよく知ってるCDソフトから聴いてみよう・・。違いがよく分かるから。」って事で「Bill Evans Trio:Sunday at the Village Vanguard」のCDをかけました。
この録音は、客席の立てるナイフ、フォークのノイズや話し声や地下鉄の騒音(これは、どこまで本当かはいまだ謎ですが)が聴こえることで有名?なアルバムです。
そんなノイズが混ざった録音なれど、演奏自体はジャズの歴史に残る金字塔的アルバム。少々のノイズなんぞ音楽の内とばかりに、ジャズファンは演奏に聴き惚れているワケです。
ちなみに、このアルバムは有名な「Waltz for Debby」と同日同場所で演奏された録音です。ベースの名手、スコット・ラファロの演奏がよく聴けるアルバムです。ジャズ・ファンには低音好きのベース・オタク?が多いですが、そんな人には巷で人気のある「Waltz For Debby」よりもこっちを聴く人が多い感じがします。
客席の話し声はとっくに織り込み済みで聴くワケですが、この日は少し違いました。
これまで「なにか話してるなあ~」と言ったレベルで聴いていましたが、そんなに大音量で聴いていたワケでもないのに、客席の声が「あっ!これ英語だ!」と、何語で話しているのか判別出来たのでした。
NYCでのライヴなので英語(アメリカでは”English”とは言わず”American”と言うそうです。)は当たり前なのですが、これまでは「なんだか話し声が聞こえるな。」くらいで何語で話してるとかまでは気にもしていませんでした。それが英語として判別出来るくらいに聞こえて来た事に私、ひとりで興奮しておりました。
お客様も、「AccuphaseとSonus faber Olympica NovaⅢのシステムの良さもあるけど、この部屋の音響状態の良さも相まっての効果だろうね。こりゃあ我が家のリスニングルームの改造からはじめなきゃ! いや、家を新築かあ~?!」等々と少々興奮気味。
私は、SACDプレーヤーDP-770を凝視!!
これが我が家に来たら、「あれがこう聴こえるだろうなあ~。こう鳴ってくれるだろうなあ~。」と、妄想に浸っておりました。
「英語で聴こえる。」ほどの分解能と言えるでしょうが、細かい音楽以外のノイズが目立ってしまうのではありません。肝心の楽器の音はよりはっきりと存在感を増して聴こえ、ライヴ会場(Village Vanguard)のステージ最前列のテーブルに陣取って演奏者の息遣いを感じながら聴いている感じです。
「今まで一体何を聴いていたんだろう?」と、驚くやら感心するやら・・・。これが「オーディオの醍醐味ってやつですね~!」でした!
現在、Accuphase C-2900、P-7500とSonus faber Olympica NovaⅢは、常設展示品がございます。
いつでも試聴可能となっておりますので、スタッフにお申し付け下さい。
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