先日は、LUXMANの新製品を試聴いたしました。
90周年を迎え、益々意欲の高い製品がリリースさされております。
まずはステレオパワーアンプ「MQ-300」
1984年に発売された真空管モノラルパワーアンプMB-300 (当時110万円/ペア) の外観デザインや基本的な回路構成をモチーフに、現代における最新パーツの投入と設計を施したステレオパワーアンプです。
直熱三極管TA-300Bを搭載した、真空管シングル構成8W+8W出力。
6SN7GTBのパラレル接続2段による電圧増幅ブロックと、ラックスマン・オリジナルのオイルコンデンサーにより結合された300Bシングルのパワーブロックというシンプルな構成とし、全体を無帰還とすることで、数値上の大出力やハイファイ性能よりも300Bの特質を生かした、ナチュラルで音楽性にあふれる音調を実現しました。
当店の展示スピーカーJBL Project EVERESTや今話題の「B&W 803D」とマッチングさせ試聴もいたしましたが、グリップ感よく、想像以上にスッキリと面圧の音が楽しめました。
続きまして、発売から大人気を誇ったDAコンバーター「DA-200」の後継機種の「DA-250」のご紹介。
市場では、ハイレゾをはじめとするファイル音源だけでなく、ストリームで楽しむ音楽サービスも多数開始され、さまざまなデジタルソースを本格的なオーディオ・グレードで再生するためのD/Aコンバーターの存在は、これまで以上に重要度を増しています。
2015年秋、多様なデスクトップ・オーディオシステムの中心を司るハブ機器として、DA-250が高品位な音楽再生環境の最新スタイルを提案します
USB入力におけるPCM192kHz/32bit、DSD5.64MHzフォーマットへの対応をはじめ、ディスクリート・ドライバーを搭載して駆動力を大幅に向上したヘッドフォンアンプ回路や、高音質なフルバランス構成のプリアンプ回路を経由したバリアブル・ライン出力、ヘッドフォンとライン出力のそれぞれに独立搭載した全6回路の電子制御アッテネーターLECUA、さらにはコントロールセンターとしての利便性をアップさせるカード型リモコンの付属など、システムをシンプルに完結させながら、妥協のないハイグレードなPCオーディオ環境を構築したいすべてのオーディオユーザーの方々に、満足していただけるスペックを実現。
音も聴かせていただきましたが、とても解像度が高くメリハリのあるサウンド。
聴き疲れしない耳障りの良いイメージもLUXサウンド健在といったところでしょうか。
ヘッドホンアンプの機能も高く、大きい音で楽しめる環境がない方でも、音楽鑑賞に没入していただけます。
90周年を迎えたLUXMANの歴史と先進性が融合された音作りへの思いをしっかりと感じさせていただきました。