少し更新遅れてしまいましたが、
本日は新築マンションへ導入させていただいた、
ホームシアター物件のご紹介をさせていただきます。
この度は、新築のマンションに
・9.1chのホームシアター、
・ネットワークオーディオ、
・他部屋への音楽配信
・ホームシアターオートメーションシステム
・音質、機能面に拘ったオーナーメイド家具
などが盛り込まれたホームシアターを導入いたしました。
さっそくですが、インストールレポートをしたいと思います。
まずはもっとも大切な現場打ち合わせの様子から。
事前にお客様とのプランニングにより作成した図面を基に、
正確な位置に配管や補強、コンセント類等が配置されているか、
入念に確認いたします。
この作業は一度ではなく、ミスがないよう何度もお伺いして行います。
その確認作業のおかげで、複雑そうな配線作業もスムーズに行えます↓
配線作業が一通り終わると、
次は製品をどんどん取り付けていく作業となります。
ホームシアター用のサラウンドスピーカーを取り付けています↓
こちらは110インチのスクリーンを取り付けています↓
お部屋の照明を自由自在に調光できる調光器、
「LUTRON」のパネルを壁に埋め込んでいます↓
奥様にキッチンでも気軽に音楽を楽しんでいただけるように、
壁にボリュームコントローラーを取り付けています。
この丸いつまみを右に回転させるだけで、
音楽が流れてくるというシステムが構築されます↓
それにともない、天井に埋め込みタイプのスピーカーを取り付けます↓
これにサランネットが取り付けられ、
目立たず圧迫感なく音楽が楽しめるようになります。
プロジェクターも綺麗に付きました。
コストパフォーマンスが非常に高いSONYの人気機種です。
その脇には埋め込みタイプのサラウンドバックスピーカーもインストールされています。
製品の取り付けもあらかた目途が付き、
これからフルオーダーのAV機器収納ラックを組んでいきます。
このラック、ただのラックじゃなく、
いろんなとこに高音質設計を盛り込んでいるんですよ!
友人の紹介でとても良いお付き合いをさせていただいている、
「LOOP SPACE BRAIN」さんとのコラボ製品です。
通常コスト削減されているラックになると、
フラッシュ板と言って中が空洞になっている材料で構成されていますが、
こちらのラックはすべて中身の詰まった強固で頑丈な材料を使っています。
しかもこれら、すべてエレベーターなしで11階まで手運び!
LOOPさん、ご苦労様でした(笑)
この度のオーナー様からのご要望でもある、
「お隣様への遮音対策」もいたるところに施しております。
ラック裏面には遮音シートを施し、防音対策を行います。
着々と進行し、完成いたしました!
せっかくですので、
ラックの中にどのような機器を設置したか、
簡単にご紹介をしますね!
まずはメインスピーカー。
デザイン/音質ともに上品で定評があり、
英国王室御用達ブランドでもあるLINNの製品をセレクト。
(LINN MAJIK 140)
より高音質になるように設置にもこだわります。
インシュレーターというアイテムを使います。
難しい説明はここでは控えますが、
スピーカー設置の際、床にそのままポンと置くより、
底面にスパイクを取り付け、そのスパイクを受けるのにこういったお皿状の
スパイク受け(インシュレーター)を使用すると、
無駄な振動や共振を抑えこめ、
すっきりして抜けの良い音を楽しむことができます。
面で支えるより点で支えるということですね。
スピーカー本来のポテンシャルを引き出す大切な要素なんですよ!
(スピーカーとケーブルを接続します。)
収めるとこのようになります↓
ちなみに、先ほどのインシュレーターの下には
オーディオボードを敷いて足元を固めて振動対策を行い、
高音質化を図ります↓
サブウーハーの下にもオーディオボードと、
インシュレーターを敷いて、、
このように設置していきます↓
(LINN MAJIK 126)
サブウーハーもかなりの振動が出ますので、
しっかりと抑えてすっきりとした低音を出すようにします↓
センタースピーカーを設置します。
この下にもインシュレーターを!
(LINN MAJIK 112)
AVアンプはPIONEERの(SC-LX85)をセレクト。
キレとパワーのあるサウンドが人気のヒットモデルです。
設置、配線作業を行います↓
こちらは音場の高さ表現をするために設置する、
フロントハイスピーカー↓こちらもLINN製。
(LINN CLASSIK UNIK)
音楽再生はLINNのMAJIK DSMを使用↓
ネットワークオーディオ機能と、高音質アンプを搭載しているので、
映画も音楽も便利で高音質に再生します。
(LINN MAJIK DSM)
テレビの壁掛け仕様にして、すっきりとコンポーネントがラックに収まりました。
すっきりと、高級感のあるAVラック収納が行えたかと思います。
テレビの前面にはスクリーンが降りてくる仕様となっており、
この収まりはmm単位のかなり精密な設計になっています。
別の角度から。
こうしてスクリーンが降りて、
こうなります。
夜はこのように夜景を楽しみながら
ラグジーな雰囲気を楽しめるようになっています。
そして、ここから便利機能を追加です。
機器をたくさん使用するホームシアターには当たり前ですが、
たくさんのリモコンを使用しなければなりません。
操作も慣れていない方だと大変だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
このシステムを使用すると、ボタンをワンプッシュしていただくだけで、
全ての機器が自動で動いてくれ、すぐに楽しむことができるのです!
その操作をiPadにて行えるようにプログラムを組みます。
ご家族みなさんで楽しんでいただけるように、
操作も簡単になっています。
(ただ今レクチャーをしております。)
オーナーご夫婦よりお子様のほうがサクサクと使いこなしてくださって(笑)
導入冥利に尽きるといった気持ちにさせていただきました。
先日発刊された「ホームシアターファイルvol.68」にも
掲載していただけるということで、取材も行っていただきました。
オーナー様にとっても記念に残る思い出ができたことと思います!
長編になってしまいましたが、
色々とこだわりの詰まった物件でしたので、
ご紹介させていただきました。
しっかりしたホームシアターを完成されるための一つの要素として
早い段階から一緒になってプランしていくことがあげられます。
そうすればご予算以内でロスなくクォリティの高い空間ができあがっていきます。
ホームシアターをご検討の方は、
ご相談やお見積りは無料で行っておりますので
ぜひお早目にご相談くださいませ!