追悼 ハンク・ジョーンズ氏
すでにご存じの方も多いかと思いますが、米国の伝説的ジャズ・ピアニスト、ハンク・ジョーンズ氏が、5月16日ニューヨーク・ブロンクスで永眠につかれました。
91歳だったそうです。
1918年、米ピッツバーグ生まれ。
幼少期からピアノを学び、弟のサド(トランペット)、エルビン(ドラム)も世界的ミュージシャンとして活躍。
62年5月、マリリン・モンローがジョン・F・ケネディ大統領の誕生日で「ハッピー・バースデー」を歌った際にはピアノ伴奏をしている事はとても知られていることで、また、親日家でここ数年も毎年、日本での演奏活動を続け、今年2月にも来日していました。
因みに今はハンク・ジョーンズ氏が参加していた、伝説のアルバム『Somethin’ Else』に収録されている『Love For Sale』を聴きながら、ブログアップしてます。
とても心地がいいですね。
皆さんも良かったら↓を再生して聴いてみてください。
私がこのオーディオの世界を知ったのはほんの数年前で、幸いにもたくさんのお客様から音楽の素晴らしさを教えていただいてきているのですが、その中でも群を抜いてファンの多かったのはハンク・ジョーンズ氏でした。
流れるような繊細なタッチで、かと思えば力強く奏でるシーンもあったりと、幼少期ピアノを習っていた私の脳裏に、その音色の素晴らしさが焼きつくまでにはそう時間はいりませんでした。どうして、あんな弾き方ができるのか・・・とただただ感心するばかり。
生でハンク・ジョーンズ氏の演奏を聴けなかったのが唯一の心残りです。
これからも、まだまだ聴くことのできなていない曲を発掘していきたいと思います。
ハンク・ジョーンズ氏が今年2月24日に日本で行った生涯最後のレコーディング音源がアルバム「ラスト・レコーディング」として7月21日に発売されるらしいので、これもまた楽しみです。
また、記憶に新しい高音質クリスタルCD「Jam at BASIE featuring Hank Jones」も
思い出の一枚になりますね。
このCDは当店にもあるので、
ぜひ皆さん聴きにいらしてくださいね。
ハンク・ジョーンズさん。
あなたのピアノを聴いて、
JAZZの楽しさに触れていく楽しさを学ぶことができました。
たくさんの感動をありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。