愛知県豊田市に拠点を置くアイシン高丘株式会において、当社の鋳造技術を活用した音響専用の材質の研究を開始したのが１９７７年という歴史のあるブランドTAOC。

多くのオーディオファイルに愛用されているTAOCのオーディオラックの中から、フラッグシップ・モデルのCSR seriesと中堅モデルのXL seriesの２セットをお借りすることが出来ました。

３月３日（木）までの期間限定となりますが、ご試聴いただけることになりました。

CSR seriesは、TAOCのキーテクノロジーである「制振&整振」技術を集大成させた最高峰のオーディオラックです。

ハニカムコアをサンドウィッチする棚板には、厳選した天然木材を効果的に採用。TAOCのフラッグシップ・オーディオラックに相応しい品格に深みを持たせながら、豊かな音の響き、芯のある上質な音を実現しました。

鋳鉄製スパイクインシュレーターと共に棚板を下側から支える固定板には、ハニカムコアはあえて採用せず、すべての板にハニカムコアを採用した試作から研究を始め、徹底的に試聴と検証を繰り返した結果、上側の棚板にのみにハニカムコアを採用。

CSRは、1段の棚板を上下2枚の棚板で構成、さらにスパイク型インシュレーターの先端のみで支えるという革新的なフローティング構造を採用。

ラック全体の基盤となる最下段の棚板には、厚みを増すだけでなく内部に補強材を、さらに底面にも特注の補強鋼板を装備した、前例のない特別仕様を採用。
最高クラスの剛性は、ラック全体の共振をも非常に高いレベルで防ぎます。

CSRは、音響機器本来の性能を充分に引き出すために、TAOC インシュレーターと同素材の鋳鉄を削り出した天キャップを採用。
最上段の固定板をホールドしながら、鋳鉄の素材特性を活かし、音楽に関わらない振動を取り除く働きをします。

いたるところで確かな制振を行い、オーディオラック内部での共振を防ぐことで、CSRは音の収束が自然かつゆとりを持った音を実現しています。

CSRの支柱は、世界中のラックでも類を見ない、鋳鉄紛を内部に封入した独創的な支柱構造を採用。
TAOCのスピーカースタンドの鋳鉄粉入り支柱の摩擦制振テクノロジーを応用したCSRの支柱は、振動が支柱を通過する際に鋳鉄粉が震え摩擦することで、熱エネルギーに変換、他段への振動伝搬を収束させ、棚間のセパレーションをかつてないレベルにまで高めます。

TAOCオーディオラックで初となる、鋳鉄製スパイク＆スパイクインシュレーター脚部を採用。

研究結果から導き出した、ピン構造の振動遮断テクノロジーと、鋳鉄の持つ振動減衰テクノロジーという２つの制振技術の組み合わせは、音の解像感とS/Nを飛躍的に高めることができます。

カラーヴァリエイションとして、ライトとダークが用意されています。

XL seriesは、XLシリーズのXLは、「洗練」や「上質」の意味を持つExcellent(エクセレント)に由来しています。

フラッグシップモデルCSRシリーズのコンセプトと革新的なテクノロジーを引き継ぎながら、従来のミドルクラスを大胆に見直し、上位クラスに迫る性能を持つ、まったく新しいオーディオラックです。

特殊制振シートを大胆に棚板内部に収め、XLの棚板もまるでオーディオボードのような高い制振効果が得られます。

内部の制振シートが、振動エネルギーを熱エネルギーに変換して制振効果を発揮、上位クラスに迫る豊かな響きと芯のある音を創出します。

工業デザイナーが繊細に描き出した、モダンでエレガントな3次元のデザイン。

今までに類を見ない美しいリニアアーチフォルムデザインと、天面から底面にかけてブラック塗装を施した2トーンの棚板は、見る角度によって全く異なる表情を出し、所有する喜びをかきたてます。

上下で形状の異なる専用鋳鉄スペーサーで棚板を強力にサンドウィッチする絶縁振動技術により、音の分離感を飛躍的に向上させるこの新構造は、CSRのコンセプトである「各棚板をいかに制振して、棚板ごとに制振環境を完結させ、他の段に影響させないか」という理念に基づき開発されました。