Accuphase 50周年記念モデル E-800 試聴レポート
Accuphase/アキュフェーズは1972年創立の歴史のある国産メーカーです。
これから迎える「創立50周年記念」の第一弾モデルとして
プリメインアンプ「E-800」を11月下旬に発売が決定しました。
E-800はE-650の上級機に相当する超弩級のプレシジョン・インテグレーテッド・アンプの新フラグシップ・モデルです。
11月8日より本日10日まで大阪で開催されている
大阪ハイエンドオーディオショーで世界初お披露目となっております。
(写真:上段中央がE-800です)
当店からもスタッフ好田が代表で参加いたしました
Accuphaseブースも多くのオーディオファンで賑わっていたとの事
大阪ハイエンドショーにつましては
別Blogにてスタッフ好田がレポートいたしますのでお楽しみに!
当店でも、発売前のタイミングでAccuphaseのご厚意により
店頭で試聴をする機会に恵まれました。
店頭で常時展示中のAccuphase の純A級プリメインアンプ E-650 の隣にセッティングしました。
まずはこのサイズ感に強烈なインパクトを受けます!
「大きい。。。」
幅は465mmとAccuphaseのプリメインアンプとしては標準ながらも
高さ239mm 奥行502mmというほぼパワーアンプ並みのサイズ。
実際にE-650と並べるとその大きさは歴然!
重量も38kgということで、Accuphaseのプリメインアンプの最高峰モデルとして堂々たる風格をもっております。
フロントパネルは同社のパワーアンプと同等サイズの極厚パネルを採用
50周年記念モデルの証としてモデル名が刻印表記されています。
こちらの刻印はレーザー光線によるもので大変美しい仕上げです。
また -50dBからの表示に対応した高感度LEDメーターを搭載。
小音量再生時にもメーターが反応するため、視覚的にも楽しめる仕様となっております。
この 50周年記念モデル「E-800」は
プリメインアンプとして全てがアキュフェーズ史上最高スペックとなるよう開発と謳っていることもあり
同社のフラグシップ セパレートアンプのプリアンプ「C-3850」と
パワーアンプ「A-250」などの技術を惜しみなく投入し、両モデルとの比較試聴を重ねながら
セパレートアンプのクオリティワンボディで実現したという大変充実した内容となっております。
「E-800」のパワーアンプ部は
同社のパワーアンプ [A-48] を超える出力をワンボディで実現!
内容としては同社パワーアンプ「A-75」と同等のパワーMOSFETを6個、パラレル・プッシュプル駆動で採用。
電源部に新開発の大容量トロイダル・トランスを搭載 A-48と同等クラスとなっております。
60,000μFの平滑用アルミ電解コンデンサ2個を搭載し
50W/8Ω、100W/4Ω、200W/2Ω、300W/1Ωの定格出力を実現。
純A級アンプということもあり、この装備による発熱にも配慮し
前述した高さ239mm 奥行502mmという筐体のサイズは必要との事でした。
また、ダンピングファクター値はプリメインアンプとしては異例の数値 1,000 を達成
インピーダンスをより低く抑えるため、プロテクション基板とスピーカー端子を直結するなど
アンプの出力インピーダンスが小さいほど、スピーカーからの逆起電圧を吸収して
スピーカーの振動版の不要な振動を抑えます。
またプリアンプ部はプリアンプ部とパワーアンプ部を分離可能
ボリューム・コントロールにはC-3850で採用した『Balanced AAVA』回路を凝縮し搭載。
回路内の入力アンプ部とIV変換アンプを独立させるなどでで107dBのS/Nを実現しています。
『Balanced AAVA』回路は
ボリューム位置に合わせて異なる複数の電流信号を組み合わせることで音量調整を行います。
これにより、低ひずみ・高S/Nを維持した状態で音楽を楽しむことができます。
「E-800」に搭載されているボリュームは ”回せばわかる”高精度・高剛性 ボリュームセンサー機構で
重厚ながら滑らかで絶妙な操作フィーリングを実現しております。
リモコンでの音量調整時もボリューム動作音は大変静かです。
入力端子については
ライン入力5系統と合わせて
このモデルはバランス入力が従来モデルより1系統増え、3系統搭載しております。
また2枚のオプション・ボードを挿入可能なスロットを装備。
店頭展示中のスピーカー
YAMAHA NS-5000 や Bowers &Willkins 803d3 などに接続して
短い時間ですが試聴することができました。
純A級プリメインアンプE-650 との比較試聴も含めてその実力を確認。
ホルスト 惑星 ~ JUPITER
E-650では感じられなかった サウンドステージが目前に広がります。
この体験はかつてのプリメインアンプでは得られなかった体験です。
各楽器の奏でる音がバランスよく決して刺激的にならずに耳に届きます。
FAKiE To The Limit ~Ride on Time
ナイロンギターの弦を弾いた質感
カッティングの強弱もリアルに感じられ
ボーカルの息遣いも生々しく表現!
またスピーカーが活き活きと鳴る感覚があり
E-650からE-800にチェンジした際の音の変化は謳い文句のとおり
プリメインアンプからセパレートアンプにグレードアップした時のような錯覚を覚えました。
その他にも音源を変え試聴をしてみましたが
E-800はオーバーに低域が膨らむことなくエネルギ―感に富んだサウンドを奏でます。
プリメインアンプながら、ハイクラスのスピーカーにも十分対応できそうな実力を
試聴を重ねて実感することができました。
Accuphase 純A級プリメインアンプ E-800
販売価格
¥980,000+税
発売時期 2019年11月下旬
発売前に試聴をレポートさせていただきましたが
現在 E-800の実機は店頭でご試聴いただけませんので予めご了承ください。
また、店頭で実機を体験いただけるようになりましたらお知らせいたします。
Accuphaseの50周年記念モデル E-800 ご期待くださいませ!
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tel 0835-21-5555