Jorma Design /Trinity 試聴記
Jorma Design/ヨルマ・デザインは、2002年 スウェーデン・イエテボリにて、オーディオケーブルデザイナー、JORMA KOSKI(ヨルマ・コスキ)氏の一つのシンプルな信念から設立されたまだ新しいブランドです。
その信念とは、レコーディングソースの信号伝送を正確に行い、オリジナルの音源をそのまま蘇らせるオーディオケーブルを世に送り出すことです。
幾時間でも快適に音楽を聴いて、楽しむことができる正に「音楽的」と言えるケーブルです。
Jorma Designのケーブルは、Jorma Statementを頂点とするスーパーハイエンドで大変高額なイメージがあると思います。
今回試聴したのは、Jorma Designの中ではエントリーモデルとされる「Jorma Trinity/ヨルマ・トリニティ」です。
Jorma Trinity Interconnect RCA
Jorma Trinity Speaker Cable
AC LANDA CU Ⅱ
エントリーモデルといえども、導体材質は、高純度の8N銅を使用し、導体構造は、セラミック・ファイバーを芯にした多芯線構造で、外部絶縁体は、非ハロゲン系ポリウレタンを使用しています。
今回は、RCAインターコネクト・ケーブル、スピーカーケーブルに加え、電源ケーブルAC LANDA CU Ⅱの試聴も出来ました。
この電源ケーブルは、銅線の導体にフッ素樹脂絶縁被膜を施した、日本市場のために特別に設計されたものです。
スピーカーケーブルは、上位機種のヨルマ・ステイトメントやヨルマ・デュアリティーと同様に+と-を完全に分離させた構造になっています。
これにより、インダクタンスやキャパシタンスの影響を格段に減少させ、より高次元な音楽再生を実現します。
RCAインターコネクトをまず接続、それからスピーカーケーブル、最後に電源ケーブルの順に接続を開始。
CD「斎藤順:Black Bass」を聴いてみました。
コントラバスのソロに弦楽四重奏、ピアノ、パーカッションが伴奏をしている曲です。
透明感、静寂感にすぐれ、尚且つコントラバスのリアルな音像とバックの特に弦楽器の立ち上がる豊かな倍音の積み重ねが、全体を包みます。
次は、CD「Anne Bisson:Blue Mind」です。
Anne Bissonのヴォーカルとピアノにベースとドラムスが加わったシンプルな編成です。
シンプルな編成だからこそ、各楽器とヴォーカルの音の輪郭や定位感が露わになって来ます。
目の前で演奏しているかのように錯覚をしてしまいそうでした。
ケーブルをJorma Designに交換して行く毎に、音のクリアーさと、演奏しているステージが上下左右そして前後に少しずつ広くなって行く感覚を覚えました。
正に音の3Dといった感じで、立体感が増して行きました。
今日製造することができる究極のケーブルと言われるJorma Statementの系譜に繋がるも、その最高の技術とフィロソフィを落とし込みながらもエントリーモデルとして登場したJorma Trinity。
お使いのシステムに追加することで、格段のグレードアップが期待出来ます。
販売価格は、こちらを御覧ください。
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tel 0835-21-5555